S5使用構築[最高最終2102・61位]†積みリレー偽装カバルカカイリュースタン†
こんにちは!ミノリです。S5お疲れ様でした。今回使用したパーティーを紹介していこうと思います。今回もメガルカリオがたくさん活躍できるようにしました!並びは前のと似てますが、中身はかなり異なっています。
カバルドンの選出誘導性能の高さと、その誘うポケモンにボルトロスが強い点に着眼して組みました。
☆目次
☆構築経緯
1.嫁ポケのルカリオから構築のスタート
2.ルカリオと相性補完に優れ、圧倒的な破壊力が癖になる鉢巻カイリューも決定
3.電気と地面の一貫を切り、霊獣ボルトやカプ・コケコに強いチョッキ霊獣ボルトロスを採用。 カバルドンの呼ぶポケモンに軒並み強い
4.カプ・テテフに詰まされることを防ぐためにDに厚い穏やか毒ギルガルド
5.砂やゴツメのスリップダメージで相手を削ってルカリオの補佐をしたり、ルカリオの苦手な物理を受けたりするゴツメカバルドン
⭐コンセプト⭐
♢味方でルカリオの補助をして、サイクルの中でインファイトのパワーを押しつけ崩壊を狙う、または、ゲーム終盤に削れた相手を神速連打で全抜きを目指す!!
♢カバルカカイリューと並べることでカバルドン始動の積みリレー構築に見せかけ、相手の選出を読みやすくし、こちらがサイクル有利な状況を作り出す!
☆パーティー紹介
・カバルドン@ゴツゴツメット 腕白
H215(252) A133(4) B187(252) D92
S67
HBぶっぱ 残りA
技:地震/氷の牙/欠伸/怠ける
- このポケモンの長所は、カバルカカイリューと並べることで起点作りを偽装し、相手の選出を誘導し、相手の型を読みやすくしてくれることにある。例えば、相手の先発にカバに有利な草や水タイプが出てきやすいこと。また、初手に出てくるテテフは挑発持ちの襷かZの可能性が高い、など。また、実際に選出したときは圧倒的な物理耐久で物理アタッカーを受け止めてくれた。
- ルカリオ入りにゴツメ枠は必要であると考えていて、場に出ただけで削りを行えるのは非常に優秀。
・メガルカリオ@メガストーン 無邪気
H145 A195(236) B108 C163(20) D81 S180(252)
A:余り エアームド確定2発
C: ラスカノでD4テテフ確定1
S:最速
技:インファイト/ラスターカノン/冷凍P/神速
- 私が1番好きなポケモンで、相棒。最近では珍しい神速を覚えている。>先制技が神速の理由は、この構築で縛りたい相手(例:舞ったウルガモス、リザードンやギャラドス、加速したバシャーモ)に対して等倍で通ることでルカリオにストッパーとしての機能を持たせ、選出率を引き上げるため。味方でうまく補助してあげることができれば、エースとしての役割に留まらず、ストッパーとしても大活躍してくれた。
・カイリュー@拘り鉢巻 意地っぱり
H191(196) A204(252) B115 D120
S108(60)
H 16nー1
A ぶっぱ
S 4振りロトム抜き
- 私が大好きな鉢巻カイリュー。調整はテンプレ。サイクル突破要因で受けループ崩し枠の1つ。苦手な相手を沈める誤魔化し枠でもある。仕事ができないことが少なく汎用性が高いため、選出に困ったら選出していた。
- Sに振るメリットをあまり感じなかったため以前よりSラインを落とし、余りをHに回し、ゲッコウガの珠冷凍ビームまで高確率で耐えられるようにした。
- マルチスケイルによってタイマン性能が高く、苦手な相手を無理矢理潰すのに重宝した。
- 技は、鉢巻である以上は逆鱗、神速、地震は確定。最後の1つは、構築単位での炎打点の不足を補う炎P。
- 逆鱗や神速が通らない場面が多く、よく考えて動く必要があるが、しっかり動かせば苦手な相手を処理したり、圧倒的な破壊力でサイクルを崩壊させることができる頼もしい味方でした。
・霊獣ボルトロス@突撃チョッキ 控えめ
H175(164) B91(4) C198(116) D115(116) S135(108)
H 16nー1
B 余り
C 10万VでH振りオボン水ロトム確定3発
D 余り
S 70族抜き
技:10万V/めざパ(氷)/草結び/ボルトチェンジ
- カバルドンが強く誘うポケモンに強い傾向があり、(例:水ロトム、リザY、ジャローダ、カプ・レヒレ)それらにこのボルトを合わせて試合を有利に進めやすくできた。初手に出す確率は8割を超えていた。特に、リザードンや水ロトムを見たら必ず先発起用だった。
- 技について。ボルチェンはルカリオや後述する毒ガルド降臨に便利なため確定。草結びは、受けに出てくる地面を返り討ちにして、自身の電気技の通りをよくできる役割破壊として採用した。実際に草結びで簡単に崩せた試合は多い。最近増えていた(?)カバリザYの並びも1体で処理できる。地面タイプで止まらないのがこのボルトロスの強さだと考えている。
- チョッキによって特殊耐久は保証されているため、積極的に交換読み行動を取れるのも強みの1つ。
チョッキ持ちは個体数が少ないが、ほとんど警戒されないし、何よりボルトミラーに強いので、ボルトロスの対処に困っている人にはかなりオススメである。
・ギルガルド@残飯 穏やか
シールドF H161(204) B171(4) C78(60) D207(148) S92(92)
H 16n+1 残飯回復最大効率
B 余り イカサマを身代わりが耐えるために必要。
C シャドボで無振りメガゲンガー、無振りミミッキュ高確率で1発
D 余り
S ガルドミラー意識(これより早いガルドは襷か速い毒ガルドだけ)
技:シャドーボール/毒々/身代わり/キンシ
注意!このガルドを使う場合はA個体値0を強く推奨します。
- 毒ガルドにした理由は、ボルトロスの技範囲が狭くなっているため、俗にオタクと呼ばれるサイクルを崩せない問題を解消するため。彼らの攻撃ではこちらの身代わりは壊せないため、PPを枯らされない限り勝てる。
- 穏やかにしたためかなりの特殊耐久を持ち、並の特殊攻撃なら身代わりを残せる。スカーフテテフのサイキネ程度ではびくともしない。1度身代わりが残って毒にできれば、有利不利関係なく倒せるため誤魔化しを行うことも多かった。択ゲー製造機のギルガルドですが、高い特殊耐久によって、少々雑に扱っても大丈夫なところがこのポケモンのストロングポイントであると思う。
- 素早さについて。ルカリオ構築はギルガルドが重くなりがちで、できるだけガルドミラーに強くしたかったので92まで伸ばした。いろんな記事を読み漁ったが、ほとんどのガルドが速くても87~90で止めており、1つだけ91のモノがあったため、それより速い92。これより速いガルドは襷かかなりSに振った毒型だけなので、だいたいのミラー勝負に勝てる。(Sラインが変動することも考えられるため、今後もこれでいいかどうかは保証しかねますが)
- カバルドンの欠伸、ボルトのボルチェンと相性がよく、前者は身代わりが残るか1匹寝るかの択を迫れ、後者は有利対面を作って毒や身代わりを押しやすくできる。
- また、カイリューやボルトロスと補完もよく、お互いの引き先として機能していた。
- 性格は控え目にするか迷ったが、よりテテフに強くしたいという理由で穏やかを採用。穏やかのデメリットとしてH振りゲンガーは落とせないが、それで特に不満に思ったことはなかった。
- 初手テテフを読んだ場合に初手から入ることがあったが、基本的に役割対象に対して後ろから投げ、身代わりを貼るか毒を打つことが多い。
・カプ・レヒレ@氷Z 図太い
H175(236) B183(252) C118(20) D150 S105
H 16n-1
B ぶっぱ
C 余り
技:波乗り/ムーンフォース/挑発/黒い霧
- Bに厚い図太いカプ・レヒレ。この構築の補完枠にして、唯一のZ持ち。
- カバルドン展開を許さない、バトン構築(特にイーブイバトン)に強い、フィールドを上書きできる、状態異常への耐性をつけられる、などこのポケモンにしかできないことが多く、うまく穴埋めとして仕事をこなしてくれた。
- 技は、一致技の波乗り、ムンフォは確定。黒い霧がなければ回復できず、バトンや積みポケモンに強くなれないのでこれも必須。最後の技は冷ビ、挑発、リフレクターから選択。冷ビなら氷Zを攻撃にも使え、、挑発なら耐久の居座りを許さず、リフレクなら構築全体で打ち合いに強くなる。好みで挑発にしていた。
⭐苦手なポケモン・対処法
・マンムー
氷+地面の攻撃範囲の広さでかなりしんどい。初手にステロしに来ることが多いため、こちらも初手にレヒレを投げて襷を潰す、交換読み草結びをぶちかます、などの方法で対処していた。相手がステロを撒かずに襷を大事にするプレイングをしてきたら絶望です…
・ヒートロトム
メタグロス入りの構築でよく見かけた印象のヒートロトム。こいつの電気+炎の範囲を誰も受けられない。こいつも初手に出て来やすいため、初手にカイリューを投げて強引に削りを入れて対処していた。ルカリオのインファイトは確定耐えされてる事も多いから危険。
・(メガ)ギャラドス
カプ・レヒレ以外で受けることができない。処理ルートはルカリオ+カイリューの神速リレーで上から殴って沈める。または、レヒレで黒い霧を絡めて受ける。
・ゲッコウガ
様々な技を使い分ける難敵。
ルカリオやカイリューの神速で潰すか、ボルトロスのボルチェン→神速の流れを取ることが多かった。悪Zでなければガルドでもなんとかできる。
・ウルガモス
舞われたら止めようがなくなる怪物。レヒレでは起点にされてしまう。
チョッキボルトで10万→ボルチェン→神速の流れで処理可能。もしくは神速リレー。耐久振りウルガモスで、羽休め持ちは無理。
・ギルガルド
ルカリオの攻撃すべてを封殺してくる強敵。ボルトロスやカイリューでゴリ押しするか、ガルドで択に勝って倒す。こいつを見たらルカリオを選出すべきではない。
・メガフシギバナ
高い耐久力を持ち、半端な技での突破は不可能。鉢巻逆鱗で吹き飛ばしていた。
・キノガッサ
胞子で眠らせてくる。
ボルチェン→レヒレでフィールド展開→ガルドに交代 で誤魔化していた。
・ポリゴンZ
テクスチャーに合わせてレヒレの黒い霧。または、ガルドに出てくるタイミングで毒を入れて毒殺する。
・グライオン
こいつがいるだけでガルドの選出ができない。慎重が多いため、ボルトのめざ氷も耐えられて毒で粘られる。ルカリオが地震を耐えるので、冷凍Pで処理していた。
・メガへラクロス
そんなに個体数は多くないが、この構築には勝てるポケモンがいない。
ボルトロスとギルガルドでロックブラスト、地震の択に勝って、ボルチェンで削る。
⭐苦手(無理)な並び
・ギルガルド+グライオン
無理。崩しようがない。ただし、どちらかが選出されなければ勝ち目はある。
・ヒートロトム+ギルガルド
これも崩せない。理由は、ロトムを処理するカイリューの技の中にこの2匹に一貫する技がないから。隙をみてガルドで身代わりを残せればワンチャンス。
☆基本選出+理想の動き
☆最後に
今シーズンはメタグロス軸、クチート軸、カバ>リザY、カバルドン始動の積みサイクルがかなり多かった印象で、もっと対策を絞って、立ち回りをあらかじめ決めておけば少しは楽に戦えたのかなーなんて思っています。特に、高レートでは催眠ゲンガーが減って、守るシャドボ持ちが増えてきた印象で、対戦環境の移り変わりを感じました。
結果はこのようになりました。前期から今期の終盤まで思うように勝てなくて悔しかったので、最後の最後に相棒のルカリオと共に初2100を達成することができてとても幸せです!!また、構築的に苦手な相手を誤魔化す過程にルカリオをうまく組み込んで、ルカリオいっぱい出せて楽しかった!!
ここまで読んでくださった皆さん、そして、対戦してくれた皆さん、ありがとうございました!
それではまたの機会にお会いしましょう
ごきげんよう!
質問等あればTwitterまで
→@minoripoke